一度二度じゃとまらない 〜真理絵〜


 身体の奥底から沸き上がってくるような熱い衝動が、ぼくの腰を突き動かしてい る。
「あぁっ、あんっ、あんっ……あんっ、あぁんっ!」
 目の前には真理絵さん。
 紅いベビードールと黒のストッキングでぼくを挑発する、真理絵お姉さん。
 どうにも抑えることができない欲望は、拡げられたお姉さんの股間で顕われてい る。
「あんっ、ゆうくんのおちんちん……すごく、硬く、なってるぅっ……」
 お姉さんは両脚を「M」の形に広げ、ぼくのおちんちんを受け止めていた。
 ヌルヌルになっている真理絵お姉さんのおまんこは、スムーズに出し入れできるよ うで実はとても締め付けが強い。根元まで押し入れたときに「きゅっ」と締められた ら、まだまだ経験乏しいぼくのおちんちんではたまらず射精してしまうだろう。
 事実、ぼくは一度射精してしまっている。真理絵お姉さんの膣内で。
 それでもぼくのおちんちんは、元気なまま。
 えっちなことを考えればすぐ反応してしまう年頃である以上に、大人のランジェ リー姿で悶えている真理絵さんを見ているだけで、ぼくはたまらなくなってくる。
「はぁ、はぁっ……まりえ、おねえさぁん……」
 真理絵さんを呼ぶときは「お姉さん」をつけなければならない。
 なぜなら、ぼくは教えてもらっているからだ。憧れの真理絵お姉さんの身体で、気 持ちいいセックスの仕方と女の子の悦ばせ方を手ほどきしてもらっているのだ。
「ゆうくん……気持ちいい? お姉さんのおまんこ、気持ちいい?」
「……気持ちいい……真理絵お姉さんのおまんこ、すごく、気持ちいいよ!」
 少しでも気を抜いたら、また射精してしまいそうだった。
 真理絵さんは股間を愛液でべとべとにさせながら、ぼくのおちんちんをしっとりと 包み込むように、また時にきゅっと締め付けてくる。
「あんっ、あんっ、あんっ……」
 ストッキングで包まれた黒いつま先が、おまんこを突き上げるたびにぴくんと震え る。その動きがとてもエロティックで、ぼくはもっともっと自分のおちんちんに力を 込めたくなってしまう。
 ベビードールの奥では、大きなおっぱいが窮屈そうにしていた。透けて見える乳首 は尖っていて、布地の一部を盛り上げている。
 手を伸ばし、尖った部分を指で摘んでみた。
「あんっ!」
 喘ぎ声が高くなる。同時に膣壁がきつく締まって、ぼくのおちんちんを圧迫した。
「うぅっ……!」
 思わず出してしまいそうになりながらも、一度は堪える。
 が、そのままなにも考えずに乳首を指でこりこりと刺激してしまった。真理絵お姉 さんが身体を反らせて悶えるのに連動して、おまんこがさらに収縮する。
「うぁぁっ!」
 びゅくっ、どびゅっ、びゅぷっ。
 膨れ上がった亀頭の先端から、最初と変わらない勢いで精液が撃ち出される。
「あっ、あっ……あついぃ……」
 真理絵お姉さんの膣内を、ぼくは再び自分の精液で満たしてしまった。
 しかし、不思議と脱力感らしきものはない。
 目の前には、ぼくの二度の射精を二度ともおまんこで受け止めた真理絵さんが、後 ろに両手をついた姿勢で大きく息をしている。
 その真理絵さんは、まだ一度も絶頂に達していなかった。ぼくだけが一方的に二回 も達してしまい、真理絵お姉さんに受け止めてもらっている状態だった。
 そう考えると、ぼくのおちんちんに新たな力のようなものが漲ってくる。
 射精の直後は普通萎えるのだが、最初の射精直後はなぜかそのまま継続できた。そ れがいまも続いている。
 亀頭も太幹も、相変わらず張っていた。あたかもそれに期待するかのように、真理 絵お姉さんの膣壁が再度優しく包み込んできた。
 ぼくは三度、勃起したおちんちんをヌルヌルのおまんこに出し入れさせ始める。
「あんっ、あんあんっ、あぁっ、あぁっ!」

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 ずちゅっ、ぷじゅぅっ。
 いやらしい、湿った音が甘い喘ぎ声に紛れ込んでくる。
 真理絵さんの汗ばんだ身体が再度細かく揺れて、ベビードールに覆われたおっぱい が呼吸するかのように弾む。痺れるような快感が亀頭から意識の奥までストレートに 伝わり、ぼくは腰を動かすことに夢中になってしまう。
「あんっ、あぁっ、あぁんっ……あんっ、あんっ、あぁーんっ!」
 つながっている部分に目をやると、白い液体が漏れ出ていた。
 ぼくのおちんちんにかき混ぜられた真理絵お姉さんのおまんこが、激しい出し入れ でよだれを垂らしているようだった。さらに真理絵さんは自分で花びらを拡げて、愛 液まみれのクリトリスをむき出しにさせる。
 ぼくはさらに力を込めて、おまんこの奥に亀頭を叩きつけた。
「あぁんっ!……あぁぁーっ!」





2004.11.15