粗相の絶えないメイドの躾け方 〜香穂〜


「あんっ、あっ、ふぅんっ……あっ、あっ、あぁんっ……!」
 赤黒いペニスが股間に埋められるたびに、香穂の全身がわななく。
 香穂は両脚をいっぱいに広げさせられ、その間に割り込んでいるいかつい体躯の男の肉棒で犯されていた。
 口を半開きにしている香穂の両手には、それぞれ男根が鎌首をもたげている。
「まったく……何回、旦那様に恥をかかせれば気が済むのだ?」
「もっ、もうしわけ……あんっ、ございませ……あっ、あぁっ!」
 ペニスが根本まで挿入され、香穂は身体を弓なりに反らせた。
「普段、旦那様にあれだけお目をかけていただいているというのに、今度ばかりは旦那様もご立腹だったぞ」
 黒服の初老の男が顎を上げると、左手に握られていたペニスが香穂の口元へとにじり寄る。
 亀頭が香穂の口唇をこじ開け、出し入れを始めた。
「んんぅ……んむっ、むふぅんっ……」
 はだけて揺れている乳房を、いかつい手が鷲掴みにする。
 香穂の頭のカチューシャは、住み込みのメイドである証だった。黒服の男はこの屋敷の執事で、主人の言いつけが実行されているのを監視する役目を負っているといえる。
 そして、全裸同然の香穂を下半身丸出しで取り囲んでいるのは、この屋敷の使用人たち。身分的には香穂と同様のはずで、普段ならばこのような行為がまかり通るはずがない。
 とはいえ、主人の命令に逆らうわけにはいかない。内々だからこそ通用する「例外」なのだろう。
 執事は香穂に劣情らしき感情を抱いていた使用人をあらかじめ五人ほど選抜しておき、主人の命令の遂行にあてがったのだった。
「むっ、ふぅんっ、うんっ……んふっ、んっ、んふぅぅんっ」
 香穂にペニスの世話を直接させているのは、五人のうち三人。
 あとの二人は勃起した男根を軽く握った姿勢で、普段は同僚のような立場であるメイドの痴態を食い入るように見つめていた。
「くぅぅ、たまんねぇ締め付けだ……さすがは旦那様のお気に入りだけあるぜ」
 香穂の膣内に侵入している男が、腰を押しつけながらうめく。
「こいつ、やっぱり旦那様にもハメられてるのか?」
「当たり前だろ。一昨日だったか、書斎からアンアン女の喘ぎ声が聞こえてきてよ……しばらくしたら、香穂が書斎から出てきたのを見たからな」
 男たちは勃起した欲棒を香穂に委ねつつ、下世話な雑談を始める。
 確かに、香穂は主人の「下の世話」を言いつけられていた。その場所は書斎に限らず、応接間や倉庫――もちろん、夜伽を命じられることも頻繁であった。
「まあ、その旦那様の言いつけだからな。俺たちは喜んで従うだけさ」
 広げられたままの両脚が太い腕で固定され、その間でペニスが律動する。
「あぁっ、あぁぁぁ……あっ、あんっ、あんっ、あぁんっ!」
 両手にペニスを握ったまま悶える香穂の姿は、取り囲んでいるすべての男たちの欲情を激しく煽っていた。さらに香穂の女陰は乱暴に出し入れを繰り返す男根に愛液を塗しながら、セックスの快感を貪るべく収縮を繰り返している。
 三人の男たちに責められながらも、香穂の女体はそれを受け入れ、愉しんでいるかのようだった。香穂自身の感情はともかく、犯している側の男たちはそう感じ始めていた。
「……うぅっ、うぁっ!」
 膣内でペニスが大きく弾んだ。男は両手で腰をしっかり掴みながら、股間を突き出して射精を始める。
「んっ、んっ、んぅぅーっ……」
 薄々恐れがあったとはいえ、突然の射精に香穂は身体を起こそうとするが、三人の男にそれぞれ押さえつけられたままでは身動きひとつ自由にはできない。
 膣奥で精液の噴出を感じながら、口に含まされているペニスからもやはり熱い白濁液が吐き出されてきた。
 さらに手でしごいていたペニスも辛抱できなかったのか、香穂の乳房めがけて精液を放っている。
「はぁ、はぁっ……たまんねぇぇ……」
 香穂の身体のあちこちで、搾りたての白い液体が流れ始めていた。
 するとそれまで乱交を眺めていた――いや、機会を窺っていたという方が正しいか――二人の男が、放心状態の三人を強引に押しのけ、仰向けになっている香穂の前後に立つ。
「へっ、へへっ、次は俺たちの番だぜ!」
 二人の男からは、理性などほとんどなくなっていた。
 主人のご贔屓であるメイドを自由にできる、いや、激しくセックスしなければならないと命令されているのだから、平常心など維持できるはずがない。増してここにいる者たちは、できることなら香穂に己の欲望を叩きつけようと考えていた淫獣(ケダモノ)なのだから。
 二人は香穂の身体を横に転がすと、両手と両膝を立てて四つん這いの姿勢にさせる。
「オラッ、脚を広げるんだよっ!」
 香穂が言われるままに太股を広げると、背後の男は尻肉に指を食い込ませた。
 反り返った男根を股間に向けて、怒張した亀頭を女陰にあてがう。
「あぁんっ……!」
 思わず声をあげる香穂の口唇を、前に立っていた男の男根が塞ぐ。
 この瞬間を待ち焦がれていた二本のペニスが、それぞれ口腔と膣内に突き入れられた。
「んんっ、むふぅぅ……」


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 前の男が、香穂の両腕を吊り上げる。
「むぅっ、むふぅっ……んふぅっ、むっ、むふぅんっ」
 絞っていないので痛くはないが、背後の男と同じく腰を使って男根を出し入れしているところを見ると、香穂の口唇を女性器のように扱うつもりのようだ。
 膣内のペニスは、先ほどの男に勝るとも劣らぬ大きさと逞しさだった。それが激しく反り返って、膣奥を突き上げるのだからたまらない。
「……旦那様のモノって、すげぇでけぇの知ってるか?」
 香穂のフェラチオに夢中なはずの男が、バックからの挿入に夢うつつとなり始めている男になぜか声をかける。
「知らねえよ。そうなのか?」
「ああ。いっぺん旦那様と風呂をご一緒したことがあってな」
 前後からの刺激に包まれながらも、香穂の聴覚は正常に作用していた。
 もちろん、二人の間抜けな会話も問題なく聞こえる。
「でかかったな。ここにいる奴らよりも、あるんじゃねぇのか?」
「へぇ、そうなんだ……じゃ、香穂はそんなでけぇのをいつもくわえ込んでいるわけか」
 心なしか、前後からの突き上げが強くなった。
「んーっ! んぅんっ、むふんっ、うぅぅっ……!」
 そして二人は犯していた女体の変化に気づき、視線を落とす。
「おっ、なんか、締め付けが強くなったぞ?」
「こっちもだ。舌をよく使うようになってきたぜ」
 感度が上がった膣壁の締め付けを感じながら、男は尻を掴んでいた指を離すと、今度は腰をむんずと掴む。
「身体は正直だな。すっかり旦那様仕様ってことか」
「まあ、たまには他の男とやるのもいいだろうよ」
 香穂は両腕を後ろに引っ張られて、主人とは違う使用人のペニスを串刺しにされた。含んでいたペニスが反動で口から離れ、目の前で亀頭が跳ねる。
「あんっ、あんっ、あっ、あぁーんっ……あぁんっ、あっ、あーんっ……」
 普段可愛がられている主人がいない場所で、甘い喘ぎ声が響いていた。

 今度こそは、お客様にお茶をこぼさないよう気をつければいいのだろうか……。
 香穂はなぜか、そんなことをぼんやりと考えていた。




2006.9.20