愛玩具・哀願 〜雪子〜


 雪子のおっぱいは進くんのもの。
 雪子のおまんこは進くんのもの。
 雪子のカラダは全部、進くんのもの……。

 湿った音に併せて、ベッドで四つん這いになっている女体がたわむ。
「あっ、あぁっ……あぁんっ!……あんっ、あーんっ……」
 股間と乳房から絶え間なくやってくる甘い刺激。
 雪子はシーツを掴んだり頭を振ったりしながら、懸命に耐える仕草で愛撫を受け入 れていた。
 両膝を立てて上がっている雪子の尻では、進一の顔が密着している。潤んだ口唇と 陰唇が重なり合い、綻んだ花びらからは蜜が溢れ出ていた。舌先がさらに奥を目指そ うと膣壁を擦ると、雪子の喘ぎがさらに高くなる。
 一方、進一の両手が乳房にまで伸ばされ、雪子のピンク色の乳首を指でしっかり摘 んでいる。親指と人差し指、たまに中指が加わって、固くなった乳首をさらに責めた てていた。
 人差し指の爪がこりこりと乳頭を掻く。
「あんっ、あんっ……あっ、あっ、あっあっあぁっ……」
 シーツに指を食い込ませる。思考がぼやけたような気分になっていたが、愛撫だけ にはしっかり反応していた。雪子の火照った身体は甘い快感だけを求める淫らな愛玩 具へと変わろうとしていた。
 膣内を舌が這い回ると、雪子の尻と太股が細かく震えた。
 股間から込み上げてくる悦楽が全身を駆けめぐり、進一の口の中にも愛液が流れ込 んでしまう。
 ぬちゅぬちゅといういやらしい音が、雪子の尻肉の間から止まない。潤いをたっぷ り含んだ音が漏れ出るたびに、雪子の身体は進一の愛玩具としての機能を高めていく ようだ。
「あぁんっ!」
 クリトリスを舐め上げてから、進一はようやく顔を離した。口まわりに付着した愛 液を舐め取りながら、今度は中指を雪子の陰唇に近づけた。
「あっ……ふぅんっ」
 雪子の女陰はスムーズに一本の指を呑み込む。
 第二関節まで指を沈めてから、一度爪の部分まで離したが、雪子が深く息をついた 瞬間一気に奥まで押し込んだ。
「……あぁっ!」
 進一の右腕が激しく動く。埋められた中指が前後に出し入れされ、女性器が掻き混 ぜられる。
 やがて捻るような動きまで加わるようになると、雪子の股間は吹き出した愛液で妖 しい光を放つようになってきた。
「いや……進くんの指いやっ……」
「どうして?」
 哀願するような口調の雪子に対して、進一はあくまで意地悪な態度で接する。すで に股間では肉棒が激しく咆哮していたが、それはもう少し我慢しなければならなかっ た。
「だって、ゆ、雪子のおまんこ、激しくいじめるんだもん……」
「いじめられたいんでしょ? それならいいよね?」
 愛液を掻き出すように膣壁を擦ると、雪子は背中を強く反らせた。
「いやっ、いやっ……いっちゃう……いっちゃうよう……」
「指でいきたくないの?」
 もう少しだ、と進一は雪子の顔を覗き込む。

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 口を半開きにさせ、潤んだ瞳を向ける恋人の表情は、まるで自分が雪子を支配して いるかのような感覚を受ける。
 いや、この時だけは、雪子のすべてを支配できる。この時だけは、雪子は自分の愛 玩具なのだから。
「し、進くんの、おちんちんで、いきたいですぅ……」
 雪子は四つん這いの姿勢のまま、左手を股間に伸ばした。
 両脚を広げて、自分で女陰を剥き出しにする。
 そして、いつも進一に教えられているおねだりの言葉を、口唇からゆっくりと紡ぐ のだ。
「ゆ、雪子の、おまんこにぃ……進くんのおちんちんを、くわえこませてくださぁ い……」
 しばらくして、雪子のぼやけた視界に屹立した肉棒が姿を現す。
 それだけで、秘芯からは新たな愛液が吹き出してくるのだった。




2004.7.17