ビルが建ち並ぶ午後のオフィス街は一見騒々しいようで、実は意外と静かだったり
する。
もちろん静寂という表現は似つかわしくないが、商店街から一本、道を隔てるだけ
で誰かの声が不思議なほどよく届くこともある。
社長室の窓からは、そんな喧噪と静寂の中間にある光景を一望できるのだが……い
ま伊沢の視界にあるのは、それらとは完全に一線を画すものであった。
「はぁっ、んはぁんっ……あっ、あぁっ」
広いデスクの上に、妖しい色の下着で飾られた肢体が仰向けになっている。
白い肌が紅潮し、豊かな乳房が弾んでいた。乳首はすでに尖っており、かなり念入
りに舐られたのか汗のような唾液にまみれている。
「あぁっ、あんっ、はぁんっ、はぁはぁ……」
普段は社長である伊沢の秘書を務める能村佳世子。ただ、情事の相手までが秘書の
務めではないかもしれないが。
「いつもながら、いい具合だ。能村君のココはいつもしっとり濡れてて、気持ちがい
い」
「あっ……あぅっ、あぅんっ!」
伊沢の身体が動きに併せて甘い声が漏れ、ハイヒールの先端が震える。
黒のストッキングで包まれた両脚は伊沢の腰のあたりで絡みつき、男根の侵入を受
け入れていた。結合部は佳世子の愛液でおびただしく濡れており、黒光りする伊沢の
ペニスが姿を現したかと思うと、すぐに秘唇へと隠れる。
「あぁんっ、あんっ、あぁーんっ……」
そのたびに、秘書の喘ぎ声が室内に響き渡る。突き入れられる感覚に徐々に耐えら
れなくなってくると、膣内の媚肉が震え始めた。
「もうナカがひくひくしているぞ。イキそうなのか?」
「はっ、はいぃ……もうっ、もう、イキそうですぅ……あぁんっ」
伊沢は身体を起こすと、佳世子の膝を内側から押さえた。
艶めかしい両脚が一杯に拡げられ、社長のペニスをくわえ込む秘書のヴァギナが露
わになる。
「ほら、丸見えだぞ」
「あぁっ……いやぁんっ……」
恥ずかしがって両手で顔を覆う佳世子。その股間を伊沢は強めに突き上げた。
「はぁんっ、あぁんっ、あんっ、はぁーんっ!」
さらに伊沢は佳世子の手首を掴んで、デスクに押さえつける。快楽で歪む秘書の紅
潮した表情と、律動のたびに大きく揺れる乳房を眼下に捉え、伊沢も急激に高まって
きた。
「んはぁっ、いっ、イクっ、イッちゃうぅ……!」
佳世子の全身が痙攣を始めた瞬間、伊沢も膣奥で力を込める。
「膣内にたっぷり出してやるっ、ナカ出しだっ!」
「あぁーっ……あぁっ、はぁぁーんっ!」
絶頂に達した膣壁が激しく男根を締め付けると、伊沢も我慢できずに精液を射ち出
した。
股間を密着させた上での射精は、すべて秘書の子宮口へと注がれていく。乱れた呼
吸を徐々に整えながら、佳世子はほぼ日常化した社長との情事を悲観せず顧みる。
しかし、伊沢はセックスの余韻に自らを委ねたりはしなかった。
一通り射精を済ませたペニスをすぐに秘書のヴァギナから抜くと、心ここに在らず
な佳世子の乳首をきゅっと摘む。
「あんっ!」
佳世子の全身が、びくんと震えた。
強制的に余韻から醒まされ、本当に驚いたようだ。
すでに両脚は閉じられていて、一時的に勤務中の秘書へと意識が戻っている。
「両脚を拡げて、オマンコを見せてみろ」
「そっ、そんなぁ……」
「俺の言うことが聞けないのか?」
伊沢はくりくりと乳首を弄る。まだ昼下がりの、常識的には仕事をしている時間帯
であるにもかかわらず、伊沢は一度の射精で満足してはいなかった。
社長という職権の範囲を遙かに逸脱した命令も、伊沢は躊躇わない。
そして佳世子も、抗う姿勢はそれ以上見せなかった。
揃えていた両脚を上げて、再び大きく拡げる。
内股に指を食い込ませて固定させると、パンティはまだ横にずらされたままだっ
た。
「あぁっ……」
つい先ほどまでペニスを味わっていた秘書の秘唇が、再び露わになる。
愛液でまだ十分潤っている花びらの間から、別の白い液体が漏れ出ていた。
無論、それは膣内射精された伊沢の精液である。
伊沢は指でヴァギナを拡げて、もう片方の指を膣内に挿入した。
「あんっ……あぁっ、あはぁっ……」
指先を肉襞に擦りつけると、佳世子は再び甘い声を漏らし始める。一度絶頂に達し
た秘書の肉体が、間髪を入れることなく快楽を求め始めたことに、伊沢は思わず笑み
を浮かべた。
新しい愛液が滾々と湧き出てくる。伊沢は呑み込みきれなかった精液を掻き出すよ
うにしながら佳世子の膣内を穿った。
「あぁんっ、はぁんっ……あっ、あぁーんっ……」
身悶えしている佳世子の陰で、伊沢の男根はすでに勃起している。
佳世子のオマンコにもう一度挿入する。
秘書の身体をじっくりと味わう。
いまの伊沢の頭には、もうこの一点しか入っていなかった。
2004.3.9
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