愛玩動物 〜雪子〜
3

「あぁっ、あんっ、はぁんっ……あぁーんっ!」
 膣内で広がって出し入れまで始めた彼の二本の指が、わたしをさらなる肉欲の 世界へと引き込もうとしている。もちろん、それに抗う気持ちなどなかった。
「いっ、入れてぇ……」
「なにを?」
 彼は蜜にまみれたクリトリスを優しくタッチしながら、耳元で囁いてくる。
 クリトリスへの刺激は瞬く間に身体中に響いてきた。激しくされたらどうにか なってしまいそうだった。愛撫もキモチいいけれど、もう直接愛してほしくなっ ていた。
「あぁっ!……お、おちん、ちんっ……おちんちん入れてぇ……あぅんっ!」
 一番のおねだりが、ついに声になった。
 すると、進くんはわたしのおまんこからゆっくりと指を抜いて、いまにも絶 頂に達してしまいそうなカラダを自分の方に向ける。
 上気したわたしの肢体が、彼の目の前に晒された。
 大きく張りつめたおっぱい、いやらしく勃起した乳首、汗に光るお腹。そして、 愛液を垂らしながら口を開けて待っているおまんこ。
「自分でおまんこを拡げて、えっちな言葉でおねだりしてごらん」
「あぁっ……」
 また、膣の奥から新たな蜜が溢れ出る。
 わたしはすぐに両脚を広げて、黒いストッキングのつま先を彼に向けた。左手 で乳首をこねるように弄くりながら、右手を股間に伸ばす。
「んっ、はぁっ……」
 愛液でべとべとの花びらに指をかけて、横に拡げた。顔を近づけられたら膣内 が丸見えになってしまうことなど、もうどうでもよかった。
 淫らな口唇を塞いでほしかった。愛する人の男根で辱めてほしかった。

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「ゆっ……雪子の、ヌルヌルの、おまんこにぃ……進くんの、お、おちんちん を、くわえこませて、くださぁい……」
「くわえこむだけでいいの?」
「あんっ、くわえこんで、いっぱい、じゅぷじゅぷしてぇ、それでぇ……」
 もう限界だった。なにをおねだりすればいいのかわからなくなりそうだった。
「……よくできました」
 それでも、彼は満足したように笑みを浮かべて、わたしのカラダに腰を近づけ てきた。
 股間には大きなおちんちんが脈打っている。彼もわたしのいやらしい反応を愉 しみながら興奮していたのだ。ご褒美をほしがっているのは、彼も同じだった。
 ちょこっと顔を出しているクリトリスに、亀頭が擦り付けられる。
「あぁんっ! じらしちゃイヤぁ……早く雪子を犯してぇ!」
 亀頭が向きを変え、花びらの間に分け入ってきた。
「あぁぁっ……はぅぅん……いっぱぁい……」
 太幹の部分も一気に飲み込み、お互いの股間が密着する。膣壁も陰唇も勃起し た男根をしっかりとくわえこみ、優しく締め付けていた。
 彼の身体に組み敷かれ、自分の一番恥ずかしい部分からカラダの中に侵入され ている。でも、わたしはこの瞬間を待ち焦がれていた。雪子のおまんこで進くんの おちんちんを受け止められるこの時を。お互いの性器で繋がり合う幸せな時 間を。
「動くよ……」
「はい……いっぱい、してぇ……」
 亀頭が一旦奥から離れ、広がった部分が膣壁を掻く。
「はぁぁーんっ!」
 すぐに亀頭が奥へ進み、また膣壁を擦られる。蕩けた愛液を絡ませながら男根 が上下運動を始め、わたしは口唇を半開きにして悶えていた。



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2004.6.10