愛玩動物 〜雪子〜
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「あぁんっ、あんっ、あんっ、あぁんっ……あぁぁーんっ!」
 律動が大きくなるにつれ、わたしのカラダもつられて動き始める。
 汗のにじむ乳房がぷるんぷるんと揺れて、乳首が前後に振られている。その乳 首を舐られると、わたしはカラダを反らせながら彼のおちんちんを締め付けてし まっていた。
「あぁっ、進くんっ、進くぅんっ……!」
「雪子……雪子っ!」
 彼に名前を呼ばれると、カラダがきゅんって熱くなる。それは普段でも、抱か れている時でも同じだった。
 名前を呼んでもらえること。それは「好き」と言ってもらえること。
 自分を必要と思い、自分を求めてもらえること。いまは性欲の対象としてかも しれないけれど、その根底にはわたしへの限りない愛情がある。
 わたしの膣内でさらに膨張して躍動するおちんちんも、わたしへの愛情が形に なったものだと信じている。だからわたしもいっぱい愛してほしくて、キモチよ くなるためにおまんこをヌルヌルにさせたのだから。
「あぁーんっ、あーんっ……あんあんっ、はぁぁんっ!」
 突き入れられるたびに、黒いストッキングがぴくんと跳ねる。
 宙を泳ぐつま先は、わたしがどれだけ感じているかを物語っていた。彼の腰に 両脚を巻き付けて抱え込むよりも、自分の腰を丸めて両脚を上げた方が、おちん ちんをより奥までくわえ込めるのだ。
「雪子……雪子のえっちなお顔、もっと見せて」
「イヤぁ……そんなに見ないでぇ……」
 わたしのカラダを味わうことに夢中でも、彼はわたしの顔から視線を離さない。
 いまの雪子は快楽に身を委ねた、淫らな表情をしているに違いない。そんな表 情を見られるのはすごく恥ずかしかったけど、彼はわたしがキモチよくなるのが 嬉しいのだ。
 彼の両手がおっぱいに伸びる。汗ばんだ乳房に指を食い込ませながら、耳元で 囁く。
「……雪子のカラダは、誰のもの?」
「……し、進くんの、ものです……雪子のカラダも、ココロも、全部進くん だけのものですぅ……」
 ちゃんと答えたご褒美に、乳首がこねられた。
「あんっ!」
「雪子は僕のなに?」
 質問が続く。わたしは喘ぎながらも呼吸を整え、用意されている答を口にする。
「ペット……雪子は、進くんのペットですぅ……」
「そうだよ。雪子は、僕に可愛がられるためのペットなんだよ。ずっとずっと、 大切に可愛がってあげるからね」
「はい……うれしいです……」
 そう。
 えっちするときは、雪子は進くんのペットなの。進くんだけの愛玩具なの。
 もっと雪子を感じてほしい。どんなことでも受け入れるから、もっと愛して。
 雪子のおまんこ、進くんのおちんちんでいっぱいにして。
(じゅぷっ、ずぷっ、じゅぷぷっ、ずぷぅっ、じゅぷぅっ)
「あんっ、はぁんっ、あぁんっ、あんっ、あぁーんっ!」
 膣壁が震え、クリトリスが勃起している。カラダの中で大きな波が来ている。
 もう限界が近かった。いまクリトリスを直接弄られたら、すぐにでも達してし まいそうだ。おまんこの中が沸騰して、いまにも吹き出しそうだった。
 膨れ上がった彼の亀頭が、わたしの膣奥を強く叩いた。
 その瞬間、叩かれた場所から一気になにかが広がる。迫っていた波がわたしの カラダを浚った。それからはもう抗えなかった。

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「あぁーっ! いくっ、いくっ、いくぅぅーっ! あぁぁぁっ……」
 カラダが弓なりに反り返った。絶頂の叫びと共に膣壁が絞られ、全身を痙攣さ せる。
「うぁぁっ……うぅっ!」
 亀頭から太幹まで一気に締め付けられ、彼は間もなく二度目の射精に入った。 勢い良く射ち出された白濁液が、わたしの膣奥へと飲み込まれていく。
 わたしは射精が終わるまで、彼の身体にしがみついていた。しぼりたての精液 を一滴残らず味わいたかった。
 だって、進くんの精液は、全部雪子のために出してくれたものだから。
「はぁぁ……進くぅん……」
「雪子……ぼくの雪子」
 もう少しの間だけ、このままでいたい。
 つながったままのおまんこから精液が溢れ出ても、いまは拭いたくない。ちょ っと恥ずかしい格好だけど、いまが一番幸せだから――

「……もういっぺん、いい?」
「えっ?」
 わたしの目の前で、彼が少々気恥ずかしそうに訊いてくる。
 気がつくと、おまんこの中でまたおちんちんがむくむくと膨張し始めていた。
「いい、けど……」
 膣内はヌルヌルのまま。あんなに激しくしたのにまた欲しくなっちゃうなんて、 雪子のカラダ、どうしちゃったんだろう。
 このままじゃ、わたしどんどん淫らな女の子になっちゃうよう。
(じゅぷっ、ずぷっ、じゅぷぷっ……)
「あんっ、あんっ、あぁーんっ……あっ、あーんっ……」
 でも、いいか……。進くんとのえっち、雪子大好きなんだもんっ。



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2004.6.10