夜蝶 〜早苗〜
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謙太は早苗の頭を軽く押さえると、引き剥がすようにペニスを抜いた。名残り惜し げに唾液が糸を引くのも束の間、ソファから立って彼女を前屈みの姿勢にさせる。 早苗は謙太の体温が残る部分に両手をついて、両脚を軽く広げた。 股間は愛液にまみれていた。内股にも滴っており、早苗がどれだけ欲しがっていた かを伺い知ることができる。 未亡人は尻を振って、明け透けに求めてきた。 「……謙太君のおちんちん、早苗のおまんこにちょうだい……」 揺れる尻肉の間に、湿った蜜壺が露わになる。 視線が一点に集中した。腰回りを飾るガーターベルトも、両脚を包むストッキング も眼中になかった。 標的はひとつ、早苗の股間。未亡人のヴァギナに自分のペニスを挿入することだ。 謙太は早苗の腰を掴んで、怒張となった男根を陰唇に押し当てる。 「あっ……」 滑った花びらがさらに奥へと誘う。熱い膣壁を擦りながら、謙太は一気に貫いた。 「……あぁぁーんっ！」 未亡人の身体が上へ反った。四肢を張って男根の侵入に応える。 子宮口近くまで亀頭が届くと、おびただしい愛液が吹き出してくるのを感じた。再 び締めつけてきた膣壁の感触を味わうことよりも、秘芯を突き上げることに謙太の意 識は傾いていた。 「あんっ、あぁんっ……あんっ、あっ、あっ、あんっ！」 尻を上げた姿勢で男根を受け入れる早苗。動物の交尾と変わらぬ様であることも、 いまは構うはずがない。 
好きな男に後ろから犯される。一度絶頂をお預けにされた女性器に再び男根が満た されること、それだけを悦んで受け入れているのかもしれなかった。 「あぁんっ、あんっ、あぁっ……！」 激しい刺激に堪えられなくなったのか、早苗の両膝が崩れた。 しかし謙太は慌てることなく、同じように膝をついて律動を続ける。まるで溶接中 であるように繋がっている股間の真下では、滴った愛液が小さな水たまりを作ってい た。 未亡人の腰を掴んでいた両手が前に滑り、釣鐘状の乳房を揉みしだく。 「あんっ、はぁんっ、あんっ、あんっ……あぁーんっ、あんっ、はぁぁーんっ！」 硬くしこった乳首の感触がたまらない。強めに摘みあげると別の喘ぎがこぼれるの と同時に、膣壁がきつく締まる。 「はぁぁ……早苗さんのおまんこ、すごく気持ちいいよ……」 「私も……あんっ、謙太君のおちんちん、とってもいい……」 もっと突いて、と早苗は腰を揺すってくる。 ヴァギナにペニスをくわえ込まされて尻を振る、淫猥な未亡人の姿に謙太はさらに いきり立った。つい先ほど射精したのが嘘のように、逞しさを増した男根で早苗の秘 芯を責める。 「あんっ、あんっ！……あっあっあっあっ……！」 白い肌が紅潮していた。快感に高ぶっているのは明らかだった。 結合部は溶鉱炉のように熱くなっていた。謙太の左手が伸び、陰唇の傍で膨らんで いたクリトリスをこねる。 「あぁぁっ！」 未亡人の背中が反り返った。 ソファに指を食い込ませた四つん這いの姿勢で、早苗は快楽の階段を駆け足で昇 る。 最上階への扉を開いた瞬間、亀頭が奥の一部分を叩いた。 「……いっちゃうっ！」 未亡人のヴァギナが、ペニスを絞るように締まった。 声にならない声をあげながら、早苗は全身を痙攣させるかのように震わせて絶頂を 訴える。 謙太もたまらず、早苗の膣内に二度目の射精を始めていた。一度目と同じくらい、 もしかしたらそれ以上の精液を未亡人の子宮に向けて撃ち込んでしまう。 「はぁぁっ……」 男根が収縮するたびに、早苗の丸い尻が震えるようだった。 二度目の交接中、謙太の視線はほぼ未亡人の股間のみに集中していた。己自身を女 体に叩きつけることに夢中だったのだろうか。 耳に入ってくる早苗の甘い喘ぎ、肌の感触、とろけそうなほど温かい蜜壺。 それだけをひたすら味わおうとしていた気がする。 ようやく射精がおさまり、謙太はペニスをゆっくりと抜く。 沸騰した蜜壺には精液がたっぷりと湛えられ、花びらから再び零れ出した。 両膝をつき、濡れた股間を露わにした姿勢のまま、早苗はしばし快楽の余韻に意識 を委ねる。 後ろでその姿を見つめる謙太は、もう少しこのままでもいいだろうと考え始めてい た。 夜はまだ、始まったばかりだ。
2004.12.14
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